イップスから学んだこと
みなさん、こんにちは。
今回は私がイップスから学んだことについて、記事を紹介したいと思います。
私は、学生時代に野球をしており、その間にイップスを経験しました。
当時は思うように身体が動かず、とても辛い思いをしましたが、今ではこの経験を通して学んだことが、自分自身の中で強く生きています。
この記事から、参考にしていただけることがあれば幸いです。
イップス発症と心の葛藤
毎日の仕事や家事、お疲れ様です。
みなさん、イップスとは何か知っていますか?
イップスとは、心の葛藤・心理的な要因によって、主にスポーツで、自分が思うように身体が動かせなくなる運動障害のことです。
私が最初にイップスを発症したのは、中学生の頃でした。
それまでは、普通にボールを投げることができていましたが、ある時から投げる際に、「投げて大丈夫か?相手は痛くないか?」、そんな風に思うようになったのです。
まったく、速いボールを投げるわけでもないのにです。
それからというもの、私は、思うようにボールを投げることが出来なくなってしまいました。
私の心の中には葛藤があり、自分への質問と返答を繰り返していました。
自分への質問に対して返答し、スッキリするとうまくボールを投げることができますが、スッキリしないとうまくボールを投げることができない、そんな状況でした。
また、自分への質問に対して最適な返答があるときもあれば、そうでないときもあったり、新たに質問が生まれてくることもありました。
例えば、「ボール投げても相手は痛くない?」と自分へ質問したとします。
それに対して、「速いボール投げないから相手は痛くないよ!」と返答することでスッキリして、うまくボールを投げることが出来る。
でも、返答するタイミングと、ボールを投げるタイミングが合わないとスッキリせず、うまくボールを投げられない。
「速いボールを投げないから相手は痛くないよ!」と返答することでスッキリしていたのに、しばらくすると、「遅いボールでも相手は痛いんじゃない?」と新たに質問が出てきてしまう。
それに対しての、最適な返答を探す。
といった感じで、自分への質問と返答、質問に対しての返答を捜索するなど、心の葛藤が繰り返してありました。
スッキリしていたのに新たに疑問を持ってしまう、そんな負のスパイラルに陥っていました。
無心になる
このように、私はイップスとともに、学生時代の野球生活を過ごしました。
中学の初めの頃から高校の引退まで、うまくボールを投げられる時期もあれば、うまく投げられない時期もある。
それぞれ、期間が長いこともあれば、短いこともある。
そうやって、野球部生活を終えました。
腕を振る途中でボールが手から離れてしまったり、1メートル先にボールを叩きつけてしまうこともあり、指先や手にうまく力が入らず、とても辛い思いをしました。
途中で辞めることを何度も考えましたが、続けたくて、高校の引退まで続けました。
この野球部生活の引退間際に、学んだことがあります。
それは、無心になるということです。
ボールをうまく投げるために、自分への質問と返答を繰り返してきましたが、何も考えず無心になって、そうやって投げるとうまく投げることができました。
とても頭の中がスッキリして、気持ちよくプレーできていました。
もっと詳細にいうと、良いところだけ意識するという感覚ですね。
自分のイップスを克服するための答えは、簡単なことだったんだと思います。
灯台もと暗しといったところでしょうか。
無心になる、良いところだけ意識する、余計なことを考えず信じるべきところは信じる
これが、私がイップスを経験してたどり着いた、最終的な答え・学びです。
今でも、時々キャッチボールをすることがありますが、うまくボールを投げられないこともあります。
無心になる、良いところだけ意識するといっても、なかなかそれが難しいこともありますよね。
いろいろと考え事が多く、頭の中がスッキリしないこともあると思いますが、そんな時は、
無心になる、良いところだけ意識する、余計なことを考えず信じる
そうすることも、大切なんだと思います。
まとめ
考え事が多く、頭の中がスッキリせず、道に迷ったときは
無心になってみよう、良いところだけ意識しよう、余計なことは考えず信じるべきところは信じよう。
私が無心になって信じていること、幸せに生きる考え方についての記事も、よろしればご覧ください。