思考

イップスから学んだこと

ttee1266

みなさん、こんにちは。

今回は私がイップスから学んだことについて、記事を紹介したいと思います。

私は、学生時代に野球をしており、その間にイップスを経験しました。

当時は思うように身体が動かず、とても辛い思いをしましたが、今ではこの経験を通して学んだことが、自分自身の中で強く生きています。

この記事から、参考にしていただけることがあれば幸いです。

イップス発症と心の葛藤

毎日の仕事や家事、お疲れ様です。

みなさん、イップスとは何か知っていますか?

イップスとは、心の葛藤・心理的な要因によって、主にスポーツで、自分が思うように身体が動かせなくなる運動障害のことです。

私が最初にイップスを発症したのは、中学生の頃でした。

それまでは、普通にボールを投げることができていましたが、ある時から投げる際に、「投げて大丈夫か?相手は痛くないか?」、そんな風に思うようになったのです。

まったく、速いボールを投げるわけでもないのにです。

それからというもの、私は、思うようにボールを投げることが出来なくなってしまいました。

私の心の中には葛藤があり、自分への質問と返答を繰り返していました。

自分への質問に対して返答し、スッキリするとうまくボールを投げることができますが、スッキリしないとうまくボールを投げることができない、そんな状況でした。

また、自分への質問に対して最適な返答があるときもあれば、そうでないときもあったり、新たに質問が生まれてくることもありました。

例えば、「ボール投げても相手は痛くない?」と自分へ質問したとします。

それに対して、「速いボール投げないから相手は痛くないよ!」と返答することでスッキリして、うまくボールを投げることが出来る。

でも、返答するタイミングと、ボールを投げるタイミングが合わないとスッキリせず、うまくボールを投げられない。

「速いボールを投げないから相手は痛くないよ!」と返答することでスッキリしていたのに、しばらくすると、「遅いボールでも相手は痛いんじゃない?」と新たに質問が出てきてしまう。

それに対しての、最適な返答を探す。

といった感じで、自分への質問と返答、質問に対しての返答を捜索するなど、心の葛藤が繰り返してありました。

スッキリしていたのに新たに疑問を持ってしまう、そんな負のスパイラルに陥っていました。

無心になる

このように、私はイップスとともに、学生時代の野球生活を過ごしました。

中学の初めの頃から高校の引退まで、うまくボールを投げられる時期もあれば、うまく投げられない時期もある。

それぞれ、期間が長いこともあれば、短いこともある。

そうやって、野球部生活を終えました。

腕を振る途中でボールが手から離れてしまったり、1メートル先にボールを叩きつけてしまうこともあり、指先や手にうまく力が入らず、とても辛い思いをしました。

途中で辞めることを何度も考えましたが、続けたくて、高校の引退まで続けました。

この野球部生活の引退間際に、学んだことがあります。

それは、無心になるということです。

ボールをうまく投げるために、自分への質問と返答を繰り返してきましたが、何も考えず無心になって、そうやって投げるとうまく投げることができました。

とても頭の中がスッキリして、気持ちよくプレーできていました。

もっと詳細にいうと、良いところだけ意識するという感覚ですね。

自分のイップスを克服するための答えは、簡単なことだったんだと思います。

灯台もと暗しといったところでしょうか。

無心になる、良いところだけ意識する、余計なことを考えず信じるべきところは信じる

これが、私がイップスを経験してたどり着いた、最終的な答え・学びです。

今でも、時々キャッチボールをすることがありますが、うまくボールを投げられないこともあります。

無心になる、良いところだけ意識するといっても、なかなかそれが難しいこともありますよね。

いろいろと考え事が多く、頭の中がスッキリしないこともあると思いますが、そんな時は、

無心になる、良いところだけ意識する、余計なことを考えず信じる

そうすることも、大切なんだと思います。

まとめ

考え事が多く、頭の中がスッキリせず、道に迷ったときは

無心になってみよう、良いところだけ意識しよう、余計なことは考えず信じるべきところは信じよう。

私が無心になって信じていること、幸せに生きる考え方についての記事も、よろしればご覧ください。

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